どうもです。今日もわあわあ言うとります。

イギリスはここに来てコロナの患者数がまた上昇中。6000人とか超えてきています。(ちなみにイギリスの総人口は6600万人。)最初はイギリスの検査数が多いからかなと思ってたし、なんか心情的にはそう思いたいとこなんだけど、やっぱり意識低い人が多いのが原因なのかなあと最近は思う。
なんかマスクしないで大騒ぎしてる学生さんとか見ると、『おい!そういうとこやぞ!!』って言いたくなりますわ。。。言わないけどね、英語で『そういうとこやぞ!』のニュアンス分からないし。
This is it! かな?(絶対違う)

さて。宿題と英会話学校のアクティビティで疲れ果て、今週は全く更新できなかったブログですが、やっと戻って来れました。アラームが止まってからのお話です。。。

バカな嫁のバカな行動の処理に職場から戻ってきてくれたP山さん。
コントロールボタンの謎をすぐに解き、我が家に久々に静寂が戻った。。。

※ちなみに鍵の上に【ENABLE  CONTROLL】って書いてたんだね。ブログのために写真を撮って初めて気がついたけど。ENABLE=〜を可能にする、ってことなんで、冷静に考えたら鍵をひねってからボタンを押せばいいと分かったはずなんだ。私にも止められたはずだったんだ、、、マジで冷静さって大切だね。

がしかし!!!ミレ子にはまだもう一つP山さんに伝えなければならないことがあった。
そう、それは【FIRE】ボタンのこと。
ミレ子はアラームを止めたい一心で手当たり次第にいろんなボタンを押しまくった。
この秋の押しまくりキャンペーンの一環で、絶対に押してはいけないムード満点の【FIRE】ボタンを押してしまっていたのだ。

今のこの、全てがおさまった感のあるピースフルな雰囲気。
さっきまで怒られる覚悟120%できてたけど、怒られなかったことへの安堵感。
P山さんは『ランチのサンドイッチ食べ損ねたから、なんか食べよっかな〜』とか言ってる。

この幸せを壊したくない。できればこのまま終えたい。
映画でいえばもうエンドロールが音楽関係くらいのところまで来ているところ。
そこでまた違うネタが出現するなんて観客もびっくりだよ。まさかの続編⁉︎的な。

でも言わねばなるまい。言わないままでP山さんがオフィスに戻った後にもしも屈強なブリティッシュファイアマンが来たら、ミレ子にはなんの対処も出来ない。そしたらまたP山さんを召喚だ。もうそんな最悪なことはしたくない。

そしてこの優しい良い人に嘘をつきたくないという真っ当な気持ちももちろんあった。昔つき合ってる時代に、良かれと思って何かを嘘でごまかした時に、本当に悲しそうな顔をしてたP山さん。あんな顔をさせてはいけない!いっぱい迷惑をかけまくっても嘘だけはつきたくない!(いやいっぱい迷惑かけるなよ!)

ゴクリ、、、息を飲むミレ子。

『P山さん。あのね。。。』
『ン?ドシタノ??』、笑顔のP山さん。
『ミレ子、ちょっとパニックになってたの。』
『ウンウン。』、まだ笑顔。
『もしかしたらあのボタン押したかもしれない。』
この後に及んで断定しないセコさ満点のミレ子。
『ボタン?ナニボタン?』、眉間に深いシワ。
『え、、、、あのあれ。FIRE。。。ってやつ。。。』

『エエエエエ!ミレ子!!ホントニ????』
さすがのP山さんも驚愕。

さっそく現場検証。キッチンに連行されるミレ子。犯人は現場に戻る。
『コレ押シタノ?』
『え、あのね。押したって言うほど強く押してないんだよ。軽く触っただけ。』

もうここまで来ると電車で捕まった痴漢の言い訳だ。
警察24時を見て「なんであんな見え見えの嘘つくんだろね〜」ってテレビの前で言ってた自分が恨めしい。
分かる。小池徹平くらい分かるよ、君の気持ち。もちろん痴漢する気持ちは分かんないけど、この現実が何かの間違いであって欲しいって思って足掻く気持ちは今になってものすごく分かる。
イギリスでまさかの痴漢にシンパシー。チカンあかん!!(関西の有名なキャッチコピーです)

 『ミレ子。押シタンダヨ。見テ、プレート割レテル。』
『・・・はい。押しました。』
 13時15分、ミレ子自供、確保。半落ちからの全落ち。 

そこからもP山さんの仕事は早かった。
家の管理をしている会社に連絡し、1時間以内にプレートの修理をしてもらえるよう手配。
そしてまずは自分で簡単なチーズトルティーヤを食べてから、自供してうなだれるミレ子にもランチを提供。食欲なくて断ったミレ子に『こういうときは食べた方がいい』と優しく微笑む。これがほんとにその通りで、胃に食べ物が入った瞬間にホッと気持ちがほどけてミレ子号泣。千と千尋でおにぎり食べて泣いたセンの気持ちが完全再現されましたわ。

P山さんは泣いてるミレ子を決して怒ることなく、『なんで泣くの?今誰も困ってないよ。私たち二人とも元気だよ。よかったよ。』とか『アラームが鳴ることがわかったからよかったよ。訓練ができましたよ。』とか言って励ましてくれる。 なんだよ、早めに世界に戻ってきた菩薩かよ。

そして1時間後、プレートの修理も終わり、仕事に戻っていくP山さん。
(*ちなみにプレートは割れていたけど、その奥のボタンは押されていなかったらしい!なんの救いにもならないけどね!)
最後に『ミレ子、今日ディナーイラナインダヨ。ミレ子ツカレタカラ、チョットユックリ。テイクアウト買ッテ帰ルヨ!』と言い残して玄関を閉じたのでした。思わず両手を合わしたよね。ああ、ありがたい。 

ほんと今回の件を通じて自分のうっかりさを痛感したし、これまでの『まずやっちまってからゆっくり考えよう』精神、『何かが起こったらその時に考えよう』精神を改めようと思いました。
日本ならきっと自分でなんとか出来る事でも海外では違う。私みたいに全然英語できない場合はもちろんそうだし、これがもしも英語が堪能であったとしても、災難はいつ起こるか分からない。まずはいろんなことをチェックしないとだし、 それ以前に先読みして避けられる災難を避けることもすごく重要。

自分がしっかりしないと自分の大事な人に迷惑かけてしまうんだ。ほんと気をつけよう。
よく考えたら、救急や警察、消防の番号も知らなかった私。こちらでは999で全て対応してくれるらしいことを渡英2週間経ってから知った。いかん!!!こんな事ではいかん!!!

今回はびっくりするくらい全部自分の過失だったけど、海外生活とはこういう事かとようやく思い知りました。(遅い)

長々としょうもないうっかり話を10回シリーズでお届けしてしまいましたが、これから色々と学びながら少しずつでも成長していきたいと思っています。今回のようなハプニングはあまりないことを祈りつつ、イギリスでの生活について細々とこれからも綴っていきたいと思いますので引き続きよろしくお願いします

(*写真は昨日行ったパブ。安全のため寒いけど屋外。ESTABLISHED1242に驚愕!SINCE!!) 

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